株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社⾧ 兼 CEO:松島 陽介)の子会社である株式会社ユニケソフトウェアリサーチ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田 猛、以下ユニケ)は、薬剤師の対人業務と利便性を支援する、電子薬歴レセコン一体型システム「P-CUBE n」を発表いたします。
超高齢社会の日本では、多剤投与による副作用や残薬の発生が社会問題になっており、その解決を担う薬剤師の対人業務に大きな期待が寄せられています。
それらを背景にユニケでは、来局時の薬剤師と患者との対話だけにとどまらず、日常生活の中でフォローアップを支援する患者コミュニケーションツール(特許出願中)を標準搭載した次世代システム「P-CUBE n」を開発しました。「P-CUBE n」は未来の薬局・薬剤師を支えていきます。
1.頭書き情報と薬歴入力との連携
新システムでは「頭書き情報」から「薬歴入力」への連携機能を搭載します。頭書き情報に沿った患者への確認が薬歴に連携することで、入力の生産性が向上しました。また未記入事項がある場合の通知機能も新たに搭載し、記載漏れのリスクを軽減します。
2.見やすさと使いやすさを追求した画面レイアウト
現行バージョンと比較して処方監査~薬歴入力完了までの操作の動線を徹底的に見直しました。薬局でのシステム運用や使用頻度の高いメニュー・機能のヒアリング・分析を行い、ワンクリックの短縮から画面レイアウトの変更まで、システム運用効率を向上しました。
3.薬剤別服薬指導ガイダンス(インタビューツリー)の操作性を向上
服薬指導で活用する指導ガイダンスのデータを標準搭載します。処方内容や生活習慣・属性に合わせて指導文の表示を絞り込める機能を追加することにより、患者さまひとり一人に対して最適な服薬指導を実現します。
「P-CUBE n」では、調剤後の服薬期間の継続的なフォローアップを支援するサービス「フォロナビ」を標準搭載します。広く利用されている無料通話・メールアプリ「LINE」を活用して、より効果的で継続的なフォローアップを実現します。
※特許出願中(特願2019-140708)
1.LINEを使った患者コミュニケーション
「P-CUBE n」と連携して、処方薬に応じた指導コンテンツを患者のLINEにメッセージ送信することで、患者さまはご自分のライフスタイルに合わせて返信を行うことができます。フォローコンテンツは選択式となっており、日常使用しているLINEを活用することで、服薬フォローの継続性を高めます。
2.電子薬歴システム「P-CUBE n」と連携
LINEでの患者さまへの服薬フォロー記録を電子薬歴システムに連携し、薬歴入力の効率化を実現しました。
3.服薬フォローを行うための設問コンテンツを搭載
電子薬歴システムの処方データと連携して、処方薬や疾患に応じた指導コンテンツを搭載。より効果的な服薬フォローを行うと同時に、薬歴記載への負担も軽減します。
※「LINE」はLINE株式会社の商標または登録商標です。
1.本部管理機能の強化
本部と店舗をつなぐ経営管理機能として、売上・売掛管理から、指導業務・かかりつけ業務分析などを行い、本部主導による店舗の統制強化・業務改善を支援します。
2.仕入発注管理の強化
「P-CUBE n」在庫管理で処理した実績を本部で一元的に把握します。仕入・発注状況から、仕入単価のチェック機能を行い、さらに、薬品見積もりを一括比較することで、本部主導の帳合管理も実現します。
3.店舗在庫の融通など薬品在庫の最適化
店舗での在庫情報と連携してグループ各店舗の在庫状況が把握できるように進化しました。薬剤の過剰在庫や破棄といった課題に対して、グループ店の在庫状況を双方向で把握し、融通(分譲・引取)し合うことで最適化をはかります。
※記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに機能、その他の情報が変更になる場合がありますので予めご了承ください。
2021年1月
https://www.unike.co.jp/product/p-cuben/
※10月1日開設